エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

 その言葉の次に降りてきたのはくちびるだった。

 再び、今度はベッドの上でくちびるが合わさる。

 そして今度、触れ合うのはくちびるだけではなかった。

 肌のすべてに触れて、触れ合って、ひとつに合わせて……。

 優しい手に触れられるのも、心だけではなく、体が結びつくのも、これ以上はないと思うほどの幸福感が梓を満たしていった。

 決して長い時間ではなかった。

 それは互いに親なのだから仕方がない。

 でも時間は関係ない。

 触れ合う時間は、時間感覚すら感じないほど、永遠に感じられた。

 それならその感覚が本当なのだ。

 すべてが終わって、二人、乱れたシーツの上で寄り添う。

 和臣がしっかり梓の体を腕に抱いていてくれて、梓はその胸に顔をうずめ、頭を預けていた。