そっと肩を押されて、シーツに沈められた。
洗い立ての長い髪が、ぱさりとシーツに広がる。
「梓……すごく、綺麗だ」
和臣は梓の上に乗りかかる姿勢になり、手を伸ばして頬に触れてきた。
やわらかく包み込んで、視線を合わせてくる。
吐息のような声でそう言われて、梓は幸福感と共に、少し恥ずかしくなってしまう。
「あ、ありがとう……、でも、あの頃よりずいぶん、その……」
初めて関係を持ったあのときから、四年が経っている。
それはつまり、そのぶんだけ年齢を重ねたことになる。
ずっと若かった頃、高校生時代すら知られている身としては、ちょっと心配になってしまうことだ。
でも和臣は梓のその不安と心配を、ふ、と優しい微笑で切って捨てた。
「歳を重ねたぶんだけ、その経験で梓はもっと綺麗になってるんだよ。自信を持ってくれ」
顔を近付けて、吐息がかかる距離で見つめられ、そう言われて、梓の不安はすぅっと消えていった。
洗い立ての長い髪が、ぱさりとシーツに広がる。
「梓……すごく、綺麗だ」
和臣は梓の上に乗りかかる姿勢になり、手を伸ばして頬に触れてきた。
やわらかく包み込んで、視線を合わせてくる。
吐息のような声でそう言われて、梓は幸福感と共に、少し恥ずかしくなってしまう。
「あ、ありがとう……、でも、あの頃よりずいぶん、その……」
初めて関係を持ったあのときから、四年が経っている。
それはつまり、そのぶんだけ年齢を重ねたことになる。
ずっと若かった頃、高校生時代すら知られている身としては、ちょっと心配になってしまうことだ。
でも和臣は梓のその不安と心配を、ふ、と優しい微笑で切って捨てた。
「歳を重ねたぶんだけ、その経験で梓はもっと綺麗になってるんだよ。自信を持ってくれ」
顔を近付けて、吐息がかかる距離で見つめられ、そう言われて、梓の不安はすぅっと消えていった。



