どきん、どきん、と鳴る心臓の中に、ぞくっとする感覚が混ざりだした。
キスはまるで永遠のように続いた。
しかしそのうちに、すっと離される。
でも不安はない。
このあとがあるためのものだから。
「……行こうか」
和臣がその通りのことを言う。
体を引き、体勢を立て直して、梓の腰の下へ腕を差し込んだ。
ひょいと抱き上げてしまう。
まだそれほど慣れていない梓はちょっと戸惑ったけれど、腕を伸ばして、和臣の首元に絡めた。
梓のその仕草に、ふ、と小さく笑って、梓を抱えた和臣は静かに、一室へ歩いていく。
キスはまるで永遠のように続いた。
しかしそのうちに、すっと離される。
でも不安はない。
このあとがあるためのものだから。
「……行こうか」
和臣がその通りのことを言う。
体を引き、体勢を立て直して、梓の腰の下へ腕を差し込んだ。
ひょいと抱き上げてしまう。
まだそれほど慣れていない梓はちょっと戸惑ったけれど、腕を伸ばして、和臣の首元に絡めた。
梓のその仕草に、ふ、と小さく笑って、梓を抱えた和臣は静かに、一室へ歩いていく。



