エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

「……うん」

 ふっと、梓の目元は緩んでいた。

 梓の答えに安心したのだろう、和臣もその瞳の目元を緩めて、梓の頬に手を触れさせた。

 優しく包み込む。

 そして、すっと顔を寄せてきた。

 梓は自然に目を閉じていた。

 あたたかな吐息が口元をくすぐって、ふわりとやわらかなくちびるが触れてくる。

 梓のくちびると触れ合った。

 優しいくちびるに、そっとついばまれる。

 どきどきする鼓動が頭の先まで響くようだった。

 心地いい心臓の高鳴りを覚えている梓の腰を、和臣が逆の腕でぐいっと引き寄せて、触れ合うのがもっと深くなった。

「ぁ……っ、は、……ぁ」

 そのうち、キスはさらに濃厚になっていく。

 触れ合うものから、舌が触れ合うようなものに。