エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

「どちらにしても、生活に苦労はさせない。そこは安心してくれ」

 自信があるという口調で言われて、梓はちょっと気まずくなった。

 きっとお金とか、そういった点に決まっていたから。

 それでも「はい」と、今度は小さい声になったが答えた。

 さらに、和臣はもう一本指を立てる。

 ほかにあるかな、と思った梓だったが、次の提案には、大きく目を見開くことになった。

「そして、どちらにするにしても、まずあの子を認知する。それから……うん、これも梓の気持ち次第だけど」

 そこで少し言い淀んだ。

 視線も数秒、泳ぐ。

 だが和臣は、ぐっと力を入れる様子になり、顔を上げた。

 梓を真っ直ぐに見据える。

 射貫かれるようなその瞳。

 力強く、強い決意が宿っているとひと目でわかった。

 梓の胸が、どくんと高鳴る。

 言われる前にわかってしまったのだ。

「俺は梓と籍を入れたい。平たく言えば、結婚してほしいんだ」