エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

「いくつかあると思う。勿論、梓の気持ち次第だが……。ひとつは梓と再び一緒になることだ。勿論、あの子も一緒だ。三人で暮らして、家族になる」

「はい」

 和臣が手を持ち上げた。

 指を一本立てる。

 梓は頷いた。

 肯定だったが、単に相づちの意味だ。

 次に和臣はもう一本、指を立てた。

「だが、梓にも梓の生活があると思う。捨てられない事情もあるかもしれない。それなら、一緒に暮らせなくても構わない。ただ、時々会いに行かせてほしい」

「はい」

 これも相づちだった。

 どちらも現実的な提案だった。

 さらに、梓の事情も考慮して言ってくれる、優しい選択肢だ。