「でも、まだはっきり答えられないです。その、この間、母に会ってきたんですが」
少し考えて、全部話すのがいいだろうと思った。よってそこへ話を移す。
「そうなのか」
和臣はちょっと目を丸くした。
意外だ、という顔だ。
「はい。そこで母に相談して、言われました。『和臣さんも、気持ちだけで私の元へ来たんじゃないのではないか』と」
和臣の表情は変わらなかった。目は丸いままだ。
梓の母という、少し違う位置にいる存在からそう言われるとは思っていなかったのだろう。
実際、唐突ではある。
そのうち、和臣の表情が変わった。
目が細くなる。
ちょっと優し気な色に移り変わった。
「ああ。お母さんにそう言ってもらえて嬉しい。……うん。色々考えてはきたんだ」
梓の母が言った通りのことを、和臣は言った。
和臣ならそうだろうと、母に言われたことで梓は半ば確信していたのだけど、その通りだった。
少し逸れたところから、話はまた元に戻る。
梓の『はっきり答えられない』に続く内容になった。
少し考えて、全部話すのがいいだろうと思った。よってそこへ話を移す。
「そうなのか」
和臣はちょっと目を丸くした。
意外だ、という顔だ。
「はい。そこで母に相談して、言われました。『和臣さんも、気持ちだけで私の元へ来たんじゃないのではないか』と」
和臣の表情は変わらなかった。目は丸いままだ。
梓の母という、少し違う位置にいる存在からそう言われるとは思っていなかったのだろう。
実際、唐突ではある。
そのうち、和臣の表情が変わった。
目が細くなる。
ちょっと優し気な色に移り変わった。
「ああ。お母さんにそう言ってもらえて嬉しい。……うん。色々考えてはきたんだ」
梓の母が言った通りのことを、和臣は言った。
和臣ならそうだろうと、母に言われたことで梓は半ば確信していたのだけど、その通りだった。
少し逸れたところから、話はまた元に戻る。
梓の『はっきり答えられない』に続く内容になった。



