クレープの時のヤンキー軍団も、莉央にイヤホンをつけさせている間に蓮が追い払ってくれてたのかもしれない。
昼休みに呼び出されてると思って助けに行ったときも…本当はチームの仲間と話してただけだったのかも─…
蓮「───莉央、俺の事嫌いになった?」
莉央『嫌いになる理由、どこにあった?』
そう言って莉央は蓮の目をじっと見つめる
莉央『私は地味で根暗な蓮くんだから好きになったんじゃないよ…蓮くんの人柄というか、優しいところに惹かれた。見た目とかそーいうのじゃなくて、蓮くん自身が好きだから…蓮くんが暴走族でも、どこかの民族でも、芸能人でも、農民でも…関係なく、好きだよ』
泣きそうになっている総長さんの頬をふにっと引っ張る莉央。そしてフワリ、と優しく笑いかけると─…
莉央『蓮くん、助けにきてくれてありがとう。大好きだよっ』
そのまま…チュッと、蓮にキスをした
驚いて固まっている蓮が可笑しくて、莉央はクスッと笑ってしまう