蓮「ごめんっ、莉央…俺本当は、、お前が思ってるような男じゃない。」


 突然莉央を呼び捨てで呼んだ蓮は、切なげに顔を歪める


蓮「──暴走族、入ってて…一応その中で"総長"してる」


 "暴走族に入っていて、総長をしている"

 頭の中でその言葉を何度か繰り返してみる


莉央(─蓮くんが、暴走族?)


蓮「ゴメンな、隠してたつもりじゃなかったんだけど…本当のこと言えば、嫌われるかと思ってっ」


莉央『あ、あのっ…ホントに蓮くん?』



 莉央の知る蓮が、急に遠い人になってしまったようで。不安で確認してしまう莉央。


蓮「あぁ…俺だよ。」


 そんな莉央の頭に蓮はポンっと手を乗せた