明日翔くんの求愛行動は間違っている



 心の中で叫びながら

 頭をブンブン振った私。



「三つ編みを振り回すなって。

 オマエにマーキング
 できないだろうが!」


 めったに耳にしない言葉が届き


 マママ……マーキング??


 私の心臓が危機感を募らせ

 暴れだしちゃった。



 やっぱり私、明日翔くんに

 何かされちゃうんだ。

 
 ゾゾゾゾゾゾ。

 悪寒が、つま先から頭まで

 駆けあがってきちゃう。



 身震いする両肩に手を置き


「ああ……明日翔くん。
 こういうのは……
 仲いい男女がするもので……」


 と、地球人の常識を

 教えてあげたつもりだったのに……


 返ってきたのは、まさかの質問。




「花湖ってさ、俺のことが嫌いなわけ?」





「……えっ?」



「叫んでたもんな。
 俺が転校してきた日に、興味ないって」