明日翔くんの求愛行動は間違っている




 『危険 危険!

  これ以上、明日翔くんの

  近くにいちゃダメ!』


 私の恋愛センサーが

 警報ランプを点滅させた。


 今すぐ、理事長室から逃だそう。


 壁から背中を離して、ドアに猛ダッシュ!


 ……しようと……思ったのに


 先に動いたのは、明日翔くんで。


 両手を勢いよく、壁にドン!


 ひぃえぇぇ。

 彼に囚われてしまったよぉぉ。



 逃げられなくなった私。


 明日翔くんの両腕&ボディが

 私を取り囲んでいる。



 顔を上げたら、斜め上には

 綺麗な顔が迫っているし。


 どこを見ればいいか、わからないよ。