「親も星の奴らも
俺の兄貴ばっかり褒めるわけ。
将来星を任せられるのは
弟じゃなくて兄の方って
みんながほざくし。
俺だって、地球の一つくらい
ぶっ壊せることを証明てしてやる!
半分ヤケになって
地球にやってきたんだ。
それなのにさ
屋上でビエンビエン泣いてる
ガキがいて。
話聞いてやったら
好きでもない男と、将来
結婚させられるとか言うし。
地球を爆破させる気が
失せたじゃんか」
「だってあの頃は
両親の会社が借金まみれで
私が婚約すれば
借金とりに追われる生活を
しなくてすむとか
家族のために我慢してって
親に言われたから……」
「だからって
親の言いなりになるか、普通。
花湖が成人して結婚するとき
相手の男は60歳って……
地球人って
バカな奴らの集まりなわけ?
金のために自分の幸せを
捨てるなよ!って
マジで思ったし」
「だって
仕方がなかったんだもん……
私が婚約しなかったら
妹が売られちゃうって言われたんだよ。
美湖ちゃんが生贄になるくらいだったら
私が我慢した方が良いでしょ?」



