「ででで…電気をつけよっか」
壁に背中を預けながら、テンパる私。
壁にスイッチがあることに気づき
ぐぐーっと手を伸ばしてみた。
それなのに……
「でっ…電気なんてつけないで……
このままに…して……」
明日翔くんのテレを溶かしたような
オドオド声の後
「今、まともに顔を見られたら……
また……オマエに……
怒鳴っちゃいそうだから……」
スイッチに伸ばす私の手が
明日翔くんの手のひらに
捕まっちゃったから
――抱きしめられてるって
勘違いしちゃうよ~~
過度なドキドキで
目が回りそうになってしまう。



