「雛形さんって 今日はどこでお弁当を食べるの? 食堂?」 「体育館裏だよ。誰もいないんだ。 花壇のところに座ろうかなって」 「あのさ……」 「うん」 「雛形さんが…… 迷惑じゃなかったらなんだけどさ……」 「うん」 「僕も一緒じゃダメかな?」 「えっ?」 「お弁当食べるの。 僕も体育館裏で食べたいなって……」 なぜか急に モジモジしはじめた成瀬くん。 私なんかとお弁当を食べたい理由が 全く分からない。 私は立ち尽くしたまま、首を傾げ 目をパチパチさせてしまう。