明日翔くんの求愛行動は間違っている



「みんな、授業中は静かにしてよ」


 キュートなデカ目をゆるませ

 鼻の前に人差し指を当てた

 明日翔くんは


「俺ね、アイドルの仕事で
 勉強が遅れがちになるから
 出れる授業は集中したいんだ。
 よろしくね~」

 と、悪っぽくウインクを飛ばした。


 女子達はうっとり顔。

「うん、わかった」と

 みんなニマニマ微笑んでいる。



「さぁ、俺も席に着くか」


 明日翔くんが、机と机の間を歩きだした。


 左右の手を上げ

 「イェ~イ」「よろしく」

 クラスメイトと陽気に

 ハイタッチをしながら進んでくる。