明日翔くんの求愛行動は間違っている




「私、好きな人はいるんです。
 でもその人には、彼女さんがいて。

 彼の幸せそうな笑顔を
 私が消しちゃうのも嫌で。

 どうしていいかわらなくて。

 恋人がいない人は
 その勝負に参加できませんよね?」



 悲しそうに訴える彼女の言葉に

 明日翔くんはハッとしたみたい。



「そうだよな。

 付き合っていなくても
 相手を思う気持ちが
 深かったりするよな。

 俺もよく血を吐いて
 倒れてたからわかるよ」


 彼女の心に寄り添う

 優しい言葉をかけた。

 


「片思いでも
 君は立派な俺のライバルだ!

 恋の自慢大会は
 そんな辛い片思いしてるやつも
 参加OKだからな!」



「じゃあ私も
 来年ステージに立てるように
 精一杯恋します」



「おう、待ってるから」



「はい」