「花湖、顔を上げてごらん」 沙織ちゃんの優しい声に 私は頭をブンブンブン。 「明日翔くんが動き出したよ。 花湖は気にならない? 彼が今 どんな行動をとっているかって」 気にはなる。 ものすごくね。 女子達の キャーキャー声のボルテージが どんどん上がっている理由も 知りたいし。 「明日翔くんって こんな勇ましい表情もできるんだね。 見ないと絶対 後悔しちゃうと思うけどな~ 私から花湖への 愛を込めた忠告だよ~」 いじり声を響かせながら 沙織ちゃんは背中で 私の頭を揺らしてきた。