「今日は来ていない
ヴァンピメンバーのユリネが
このペンライトを考えたんですよ。
あの子はすごいんです。
素顔を隠してステージに立つくらい
恥ずかしがり屋さんなのですが
アイドルグッズを作らせたら
天才なんです。
皆さんが持っているペンライトだって
私達がボタン操作をすれば
全員分、同じ色に光らせることが
できるのですよ」
鼻高々で弟自慢をしているような
ノエルさんの声を、脳に送る。
理解をしたうえでもう一度
自分のペンライトを確認してみた。
やっぱり?
私のだけ緑色に光ってくれないなぁ。
ボタンを何度押しても
色が変わらないし。
「じゃあ次に
俺のカラーにしてみるか。
このボタンを押せばいいんだよな?」
「総魔はラグジュアリーパープルですね。
うわぁぁぁ、キレイ~。パチパチパチ。
講堂が神秘的な紫色に輝いていますね」
今度は紫?
それなのになぜ、私だけこの色なの?
ペンライトが壊れているのでは?
だって私が手にしている
ペンライトのりんご部分は
黄色く光ったままなんですけど……



