明日翔くんの求愛行動は間違っている



「しょうがないですね」と

 ノエルさんは微笑みながら

 明日翔くんのもとに歩み寄っていく。



「明日翔。
 ミノムシさんになっていますよ。

 幕にくるまってないで
 ステージの中央に戻りましょうか」



「……嫌」



「なぜですか?」



「俺の顔、絶対に真っ赤だから……」



「いつも吠えてばっかりの明日翔が
 照れてモゾモゾしてる~。

 ギャップ萌えの極みですね。
 うちの番犬、可愛すぎです。

 たくさん褒めて差し上げたので
 さぁ、早く出てきてくださいよ」



「ムリ……

 恥ずすぎて死にそうだから……」