「まぁ、しょうがないではありませんか。
明日翔には常識が欠如している
ところがありますからね。
ヴァンピのライブで
突拍子もない演出を思いつくという
最高のメリットもありますし。
大目に見て差し上げましょうよ」
人差し指を立てたノエルさんに
狂夜さんの声が続く。
「俺の恋のアドバイスは
まともだったって証明されたけどさ。
総魔、わかってる?
とんでもなかったのは
総魔のアドバイスだからな」
「えっ? 俺?
なにかダメだった?」
「オマエさ、明日翔に
好きな子の教科書を破ればいいって
言っちゃったんだって?」
「悪くねぇじゃん。そうすれば
教科書見せて、うんいいよって
授業中に好きな子と
机くっつけられるだろ?」
私の社会の教科書……
誰かに破られていたけど……



