ノエルさんのまったり声に
呆れ声を重ねてきたのは、総魔さんで
「オマエさ
理事長やってるってことを
生徒たちに隠してたわけ?
信じらんねぇ~」
と、イカつい見た目を裏切らない
低音ボイスを放っている。
悪っぽい魔王様に屈っしないのが
ノエルさんの一番の魅力で
「正体を明かしてしまったら
生徒たちが騒ぎ出してしまうと
思ったのです。
生徒たちの学びの妨げには
なりたくありませんでしたので」
と、魔王のわめきを笑顔でかわした。
「でも、理事長としての
私の考えは浅はかでしたね」
「ん?」
「もっと早く
私の可愛い生徒たちを
信じるべきでした。
ここにお集まりの皆さんは
自分の高校の理事長が
アイドルだろうが
生徒に天使顔のアイドルが
まぎれていようが
学問をおろそかにしませんよね?」



