「ねぇ花湖。
明日翔くんのことを
信じてもいいんじゃないかな?」
「えっ?」
「自分のネクタイに
こんな重苦しい
愛のメッセージを刻んで
好きな女に
身に着けて欲しいなんてさ
もう、独占欲丸出しじゃん。
ここまで一途で
愛が底なし沼くらい深い男子に
私は出会ったことがないよ」
「……沙織ちゃん」
「未来を怖がっても
仕方がないでしょ?
大事なのは今なの。
花湖の気持ちなの。
花湖が明日翔くんを好きなら
その気持ちを大切にしなきゃ」
「でも……」
「もう花湖ったら
まだそんな不安そうな顔して。
明日翔くんを信じて傷ついたら
私がいるでしょうが!」
「……」



