明日翔くんの求愛行動は間違っている





 後悔しまくった俺。



『まぁ、花湖が住む地球上には

 俺様クラスの極上イケメンなんて

 存在しないと思うし。

 寂しくないわけないよな? 

 アハハ~~~』



 暗いムードを冗談で笑い飛ばそうと

 必死に笑い声を響かせた。


 
 にもかかわらず……


 シーン。



 俺の努力は無意味だったみたい。


 どれだけ待っても

 花湖からの返事はない。




 
 花湖はというと

 フェンスの網をギュッと握りしめながら

 泣きそうな顔で星を見つめている。




 月夜で煌めいたのは涙の雫。


 花湖の瞳には

 うっすらと涙がにじんでいる。




 もしかして、泣いてるの?


 俺と離れたくないから?


 俺のことが好きだから?


 そんな嬉しい理由で

 泣いてくれていたらいいのに。