『ムッ! アスカくん
私が役者になれるわけないって
思ってるでしょ?』
『アハハ~
まぁ、ちょっとは思ってるかな』
『酷いよぉ』
『俺の肩、バシバシ叩くなって』
かわいい猫パンチみたいで
俺の心臓がキュンってなるから。
『でも……
私が知らない男の人と
婚約しなかったら
借金取りに追われる生活に
なっちゃうの。
夢なんて追いかけていられないと
思うんだ』
『そこは俺に任せといて』
『アスカくんに?』
『地球上のお偉いさんを脅すくらい
宇宙の王子にはカンタンカンタン』
『おおお……脅す?』
『ああ。UFOから
銃口を突き出せば、一発な』
『アスカくん
恐ろしいことしないでよぉ』
『そんなおびえた顔で
心配するなって。
花湖は叶えたい未来を見つめて
がむしゃらに頑張ればいいんだよ』



