『役者って、芝居する奴らのこと?』
『そうなの。 舞台の上で
いろんな人を演じてみたいんだ』
『なんで役者?』
『私のお芝居を見て
みんなに楽しんで欲しいんだ。
あ~面白かったって、笑って欲しいの。
嫌なこととかあっても
吹き飛ばせてあげられるような
役者になりたいんだ』
花湖に笑顔の花が咲いた。
瞳なんて、希望の光でキラッキラに。
嬉しそうに夢を語るその顔を
俺は見たかったんだよ。
大満足な俺は、ニヤついてしまう。
『やっぱり花湖は
笑ってる時が一番いいな』
『ほんと?』
『瞳が見えなくなるくらい
全力で笑ってるとこを見ると
知らない男と結婚させられるって
泣きまくってた奴と同一人物だって
思えないけどな』



