自分でもびっくりしたよ。
この俺が他人のために
おせっかいを焼こうとするなんて。
俺が何とかする発言のあと
恥ずかしさMAXで
顔の熱がギュギュって上がっちゃって
自分の顔を腕で隠しちゃったのは
真っ赤になってるであろう俺の顔を
花湖に見られたくないという
ちんけなプライドから。
自分にしか興味がなかった俺が
誰かを助けたいと思うなんて。
この時にはもう
心が綺麗すぎる花湖を
俺は好きになっていたんだろうな。
泣き顔も可愛いけど
やっぱり俺は、花湖の笑顔が見たい。
俺が笑わせてやりたい。
10歳の癖に
俺はそんな生意気なことを思っていた。



