「にやけすぎです、明日翔」
マズっ!
ハッピー妄想が、顔に出ちゃってた。
目、吊り上げとかねぇと。
「にっ…にやけてないし」
「まさか……
教科書を、破ってないですよね?
しませんよね? そうですよね?
うちのヴァンピメンバーに
そんな非道な子なんて……」
ノエルの奴、なに焦ってるの?
「もちろん、やったよ!」
やったに決まってるじゃん!
授業中に、机くっつけたいし。
「えぇぇぇぇぇ?」
「ノエル、そんな驚かなくてもいいじゃんか。
声大きすぎて、俺の耳が痛い」
「本当に、本当ですか?
明日翔は、花湖さんの教科書を
破ったんですか?」
「うん。1ページだけ。
社会の教科書」



