明日翔くんの求愛行動は間違っている




「途中までは
 私も良い雰囲気だと思いましたよ。

 自分のネクタイを好きな子に身に着けて欲しい。

 うちの無駄吠え宇宙王子も
 可愛いことするなぁって
 私の頬がニヤケてしまったほどです。

 でも、問題はその後です。
 なんだったんですか、あれは!」



「はぁ?」



「好きな子にあんなこと言うなんて……

 明日翔の星の常識が
 とんでもないものなのですか?」



「だから、俺の何を非難してるんだよ!
 はっきり言えよ!」



「明日翔は、自分で気づいていないのですね」

 と、がっかりしたように深いため息を吐き

 俺の斜め前のソファに座ったノエルは



「リアナが可愛いとか婚約者だとか。
 あれ、大嘘ですよね?」

 と、真剣な顔を俺に向けた。



 その問いにはっきり答えたくて

 ノエルにおへそ向けるよう

 俺は座りなおす。