沙織ちゃんを見て フフフと笑いがこぼれちゃった。 まだ眠たそうだね。 意志の強い瞳が、今はトロンとしているし。 ショートの黒髪をかきながら ほわぁ~と大あくびって。 ガバット開いた口を、手で隠さないところが 沙織ちゃんらしいな。 自分の机の上にバン! カバンを投げるように置いた沙織ちゃん。 私と視線を絡めてきた。 そしてニコリ。 ショートの黒髪と 真っ白い歯のコントラストが 健康的な魅力を放ちまくっている。 沙織ちゃんは弾むように 私の席までやってきた。