【短編】KISS

結局あたしたちは映画を見ることにした。

「ニイナちゃん、こっちこっち」

ツバサくんはなんのためらいもなく、あたしと手をつなぐ。

「あ…」

あたしの心臓とびでそうだよ。

ものすごくドクンドクンて言ってる。

それに、顔だけじゃなくて手までもカアッて熱くなってたから、ツバサくんに変に思われないかなって。

そんなことばっかり気にしていた。