その日は、そのあとどこでどうしたのかまったく覚えていない。 ただ、ツバサくんのキスの感触がまだあたしの唇に残っていて、なんども指を唇に持っていってしまった。 あたしも言えばよかった。 ――ツバサくん、好きって。