あれから3人で昼休みを過ごした。俺は綾菜と2人が良かったんだけど。

あのバカ絢斗が綾菜の弁当に食い付きやがって。

やっぱり綾菜が作る弁当は最高に上手い。

「さぁてと。そろそろ教室もどんぞー。」

そう言って絢斗は入り口に向かって歩き出した。

聞くなら今しかないなぁ。

実は屋上に入った時から感じてる違和感。

そう。

綾菜がどこか元気が無いような気が。

俺は絢斗の隙を見て綾菜に声を掛けた。

「なぁ。なんかあったか?なんか元気がないような気がして」

                 亮sied