「行って来ます〜」



「気をつけてねぇ〜」



お母さんに見送られて家を後にした。



家の前では唯一の親友が待って居た。



「綾菜おはよう。なんか元気無いけど?
ボゾまた"例の"夢見たの?」




流石長年親友やってるだけあるね。全てお見通しか。



彼女は森本芽衣、芽衣とは幼稚園の時からの仲。



「芽衣おはよう。芽衣には隠し事出来ないね。」



「私に隠し事なんて100年早いわ。」