なんだか、婚姻届を出しただけでは夫婦になった実感はわかないけど、今日から私は再び『上杉桜良』から『皆藤桜良』に名前が変わる。
「あの、すみません。2名で予約していた、
くわいど....皆藤です」
その後、竜海さんと訪れたイタリアンレストランで私は名前が変わって
初っ端、名前を噛んでしまう。
しかも、くわいどうって何よッ(恥)
「皆藤様ですね。お待ちしておりました。
お席へご案内します。」
ウエイトレスのお姉さんは気にする様子もなく、席に案内してくれたのだけど、
隣の竜海さんは「ククッ」と口元に手を当て笑いを堪えている。
「それではごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
ウエイトレスのお姉さんが去った後、
「桜良はくわいどうさんの奥さんになったの?」
早速、竜海さんが嬉しそうにいじってきた。
「もうッ、かなり恥ずかしかったんですから、からかわないでくださいッ」
「ごめんごめん。あまりにも桜良が面白い嚙み方してたものだから」
そう言いながらも、竜海さんは思い出してグフっとワインを吹き出しそうになっている。
私はその楽しそうな竜海さんをジトーッとした目で見つめながら高級ステーキを口に放り込んだ。
竜海さんはどうも私をからかうのがお好きなようだ。
「あの、すみません。2名で予約していた、
くわいど....皆藤です」
その後、竜海さんと訪れたイタリアンレストランで私は名前が変わって
初っ端、名前を噛んでしまう。
しかも、くわいどうって何よッ(恥)
「皆藤様ですね。お待ちしておりました。
お席へご案内します。」
ウエイトレスのお姉さんは気にする様子もなく、席に案内してくれたのだけど、
隣の竜海さんは「ククッ」と口元に手を当て笑いを堪えている。
「それではごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
ウエイトレスのお姉さんが去った後、
「桜良はくわいどうさんの奥さんになったの?」
早速、竜海さんが嬉しそうにいじってきた。
「もうッ、かなり恥ずかしかったんですから、からかわないでくださいッ」
「ごめんごめん。あまりにも桜良が面白い嚙み方してたものだから」
そう言いながらも、竜海さんは思い出してグフっとワインを吹き出しそうになっている。
私はその楽しそうな竜海さんをジトーッとした目で見つめながら高級ステーキを口に放り込んだ。
竜海さんはどうも私をからかうのがお好きなようだ。



