「何二人で爆笑してるのッ?」
そこへ席に戻ってきた翠が笑いあっている私たちを見て尋ねてきた。
しかし、私の顔を覗き込んできた
翠の顔を見て私はギョッと目を見開いた。
「ちょっと、翠ッ。その顔ッ」
翠は私の言葉に「えっ?」と言って
バックから鏡を取り出し自分の顔を覗き込んだ。
「さ、さすがに気合い入り過ぎ...じゃない?」
私は言葉を選びながら問いかけた。
アイシャドウもチークも口紅もすべてが主張しすぎている。
おまけにお酒が入っているものだから
赤い顔がプラスしてなんだか、妖怪のようだ。
「うわッ。本当だッ。トイレの照明暗かったから...やりすぎたッ」
翠は慌ててメイク落としシートで暑く塗りすぎたチークを拭きとっている。
「ハハッ。びっくりした~。僕はてっきり歌舞伎でも始めるのかと思ったよ」
「ちょっと禅くんッ。私、仮にもお客なんだから少しは
言葉をオブラートに包んでよっ」
翠は顔を真っ赤にしながら「うわ〜、またやり直しだ〜」と再びトイレへと駆け込んでいった。
そこへ席に戻ってきた翠が笑いあっている私たちを見て尋ねてきた。
しかし、私の顔を覗き込んできた
翠の顔を見て私はギョッと目を見開いた。
「ちょっと、翠ッ。その顔ッ」
翠は私の言葉に「えっ?」と言って
バックから鏡を取り出し自分の顔を覗き込んだ。
「さ、さすがに気合い入り過ぎ...じゃない?」
私は言葉を選びながら問いかけた。
アイシャドウもチークも口紅もすべてが主張しすぎている。
おまけにお酒が入っているものだから
赤い顔がプラスしてなんだか、妖怪のようだ。
「うわッ。本当だッ。トイレの照明暗かったから...やりすぎたッ」
翠は慌ててメイク落としシートで暑く塗りすぎたチークを拭きとっている。
「ハハッ。びっくりした~。僕はてっきり歌舞伎でも始めるのかと思ったよ」
「ちょっと禅くんッ。私、仮にもお客なんだから少しは
言葉をオブラートに包んでよっ」
翠は顔を真っ赤にしながら「うわ〜、またやり直しだ〜」と再びトイレへと駆け込んでいった。



