すると下の階から
「二人とも夕飯できたわよー」
という桜良のお義母さんの声が聞こえてきた。
桜良はすぐさま布団から起き上がると
「はーいッ、今下りるからっ」と叫んだ。
「ほらっ、竜海さん立ってくださいっ。
あんまり遅いとお母さんに変に思われます」
そう言って俺の手を引っ張って立ち上がらそうとする桜良に
俺は「分かったよ」とつまらなそうに呟いた。
そんな俺に桜良はハアッと困ったように息を吐くと
「拗ねないでください。続きは帰ってからです」
と、恥ずかしそうに言った。
その言葉に俺はグイッと桜良の腕を引くと
桜良をギュッと抱きしめた。
「そんな煽るようなこと言うと、
このままさっきの続きしたくなるんだけど」
桜良の耳元で囁いた。
その瞬間、桜良の耳はみるみる赤く染まって
バッと両手で俺の胸を突っ張って俺から距離を取った。
「な、何をいってるんですかっ、早く下りますよっ」
桜良は真っ赤な顔で怒っている。
「いいけど、その真っ赤な顔で下におりるの?
それこそ、お義母さんに怪しまれちゃうよ?」
俺は意地悪気に言った。
桜良は「えっ!?」と狼狽えながら、机の上の鏡で自分の顔を覗いた。
「うわっ!?真っ赤じゃないですかっ!?
どうするんですかこれっ!」
「いいじゃないか。部屋で仲良くしてましたって言えば」
「言えるわけないじゃないですかっ。もうっ、竜海さんのせいだっ」
「えっ?俺のせい?」
俺はとぼけたように言う。
「竜海さんのせいです!!!」
桜良はそう言って両手で一生懸命、顔を仰いで冷まそうしている。
その様子を俺はケタケタと笑いながら、見つめていた。
「二人とも夕飯できたわよー」
という桜良のお義母さんの声が聞こえてきた。
桜良はすぐさま布団から起き上がると
「はーいッ、今下りるからっ」と叫んだ。
「ほらっ、竜海さん立ってくださいっ。
あんまり遅いとお母さんに変に思われます」
そう言って俺の手を引っ張って立ち上がらそうとする桜良に
俺は「分かったよ」とつまらなそうに呟いた。
そんな俺に桜良はハアッと困ったように息を吐くと
「拗ねないでください。続きは帰ってからです」
と、恥ずかしそうに言った。
その言葉に俺はグイッと桜良の腕を引くと
桜良をギュッと抱きしめた。
「そんな煽るようなこと言うと、
このままさっきの続きしたくなるんだけど」
桜良の耳元で囁いた。
その瞬間、桜良の耳はみるみる赤く染まって
バッと両手で俺の胸を突っ張って俺から距離を取った。
「な、何をいってるんですかっ、早く下りますよっ」
桜良は真っ赤な顔で怒っている。
「いいけど、その真っ赤な顔で下におりるの?
それこそ、お義母さんに怪しまれちゃうよ?」
俺は意地悪気に言った。
桜良は「えっ!?」と狼狽えながら、机の上の鏡で自分の顔を覗いた。
「うわっ!?真っ赤じゃないですかっ!?
どうするんですかこれっ!」
「いいじゃないか。部屋で仲良くしてましたって言えば」
「言えるわけないじゃないですかっ。もうっ、竜海さんのせいだっ」
「えっ?俺のせい?」
俺はとぼけたように言う。
「竜海さんのせいです!!!」
桜良はそう言って両手で一生懸命、顔を仰いで冷まそうしている。
その様子を俺はケタケタと笑いながら、見つめていた。



