Restart〜二度目の恋もきみと

キスをしながらそのまま桜良をベットの上に
押し倒すと唇を離した。

「桜良、今すぐ君を抱きたいんだけど..」

俺は上から桜良を見つめながら懇願するように言った。

「だ、だめですよ!!下にお母さんがいるんですからっ」

桜良は真っ赤な顔で俺に組み敷きられながらも
頑なにそれを拒む。

「少しだけだから、いいだろ?」

俺は了承も得ないうちに
桜良の白い首筋に自分の唇を這わせはじめた。

「んっっ...だめだったらっ、、竜海さんっ!!」

桜良は怒ったように声を上げた。

桜良に怒られてシュンと気持ちが萎む。

「桜良?どうしてもダメ?」

そして再度説得を試みる。

「ダメです!!」

はっきりと断言する桜良に
俺はガックリと項垂(うなだ)れた。