Flower black ~Side Story~





「……憂羽さん」



光くんが優しく私の肩を抱く。



「……うっ……昴……」



……なんでこんな手紙用意してるの?


昴はずっといつでも死ぬ覚悟ができてたってこと?


それほど当時の状況は酷かったんだ……



「……」


泣く私を見て光くんは袋から小さな箱を取り出し、ブレスレットを取り出して、私の腕につけた。


「……これ……」