「昴くんが大事にしてたものを壊した敵。私はあいつも潰す」 「どういうこと……」 ……美羽が光くんのことをそこまでして言ってたことの意味をまたさらに2年たった頃に知った。 光くんも光くんなりに昴がいた世界を恨んで復讐しようとしていた。 昴……あなたは本当にみんなに愛されていたのね…… __…… 「……」 昴のお墓の前で私は目を瞑る。 すると後ろに気配を感じた。 「……光くん」 そこには6年ぶりに会った光くんの姿がいた。