「やだ……やだよ、昴……行かないで……」 昴がいなかったら……私はどうすればいい? 昴に出会って、いつでも明るい昴に励まされてきて支えられてきたのに、昴がいなくなったら私はなにを希望に生きていけばいいの? 昴のいつも見せる明るい笑顔が見たい。 私の名前を優しく呼んでほしい。 「うっ……やだ……昴……!」 私がどんなに呼んでも昴は当たり前に目を覚ますことはなかった。