そんな私と光くんの様子を見て、昴は微笑ましく笑った。 「光が退院したら4人で出かけられたらいいな」 「でかけよう」 私がそう言うと、昴はニコッと笑って私の手を握った。 昴には直接聞いてないけど、昴は光くん以外の家族のことを話そうとしない。 ……きっと、昴の家族は光くんだけなんだろう。 そう思うと、昴と光くんの側にずっといたいと強く思った。