これで、いいのか。

これで…今こうして翔と2人で
突っ走っていていいのかと、

気を抜いたら立ち止まってしまいそうな
迷いもあった。

だけどその度に

前を走る翔の背中が視界に入る。

思い返せば翔は……

私の手をいつも引いてくれてた。

立ち止まって
その場からすぐ動けなくなる私を。

いつも……