「はぁ…っ、はぁ…っ、、、」

それから翔と私は
ただがむしゃらに走り続けていた。

この先に…
出口があると信じて。

海が…

あると信じて​───────。

だけど頭の中は…

凛と陽介の事でいっぱいで、

さっきまで泣いていた
私の目はもうカラッカラだった。

きっと涙を上回るほどの
酷い罪悪感を感じているからだろう。