「ここ真っ直ぐ突っ切れば、
島出れるんじゃね!?」

「かも…っ」

4人の顔に安堵の表情が浮かぶ。

「とりあえず行こ…」

ピュ​───────​───────…

その時。

強い風が私達に乱暴にぶち当たり……始めた。

どうやら
止まっていた時間が動き出したみたいだった。

「急ごう!」