陽介の言う通り、
流石にすぐ分かる、ようなそんな岩を…

毎日当たり前のように
学校の窓から見ていた岩を…

私と凛は今の今まで忘れてしまっていた。

やっぱり、記憶がおかしくなっている。

そしてそれは同時に…

((夢……現実……時間……記憶……、、
この世に存在するありとあらゆる概念が、
歪み、曖昧になってしまったらもう……
どうする事もできん。
ジャミガミ様が
近くにおる証拠なんじゃぁ。))……

近くにいる…証拠。

「急ごう!」
「うん…!!」