「ちょっ、陽介!それエロ本だったの!?」

それに続けて
凛が心底軽蔑した目で陽介を見る。

「ち…っ、ちげぇよ!!
道に落ちてたやつだよ!」

明らかに動揺している陽介は
慌てた様子でそう言った。

「はぁ!?
道に落ちてたやつを何で今読んでるのよ!
っていうか何で持ってきたのよ!」

真面目な凛は陽介の悪行をこうしてよく叱る。