言っておくが、この男、本当に運の無い男の、くだらない話しなのである。



2004年4月1日、入社式に出るため、朝5字に起き、支度をした。
髭を剃り、鼻毛を切り、髪をセットし、慣れない手つきで、眉を整える…が、左右ちぐはぐ(-_-;)ま、いっか。



新しいシャツに袖を通し、スーツをビシッと着て、飯を食う。こうみえて、自炊生活4年。インスタントのあさげと炊いておいたご飯を食べ、念入りに歯磨きをした。

この男、ぐうたらな性格の癖に、下心がかなりあり、新入社員の女子と密かな期待をしているのである。
無理である。


忘れ物が無いかチェックして、入社式に向かう。



満員電車に揺られながら40分。この間に、足は踏まれるは、女性から嫌な顔はされるは、おばちゃんの口紅が、スーツに擦れたのは言うまでもない。



無事、入社式に間に合った。両隣に座った同期は、もちろん男子。

適当に挨拶かわして、退屈な社長のお話を子守り歌にしながら、ウトウト(-.-)



入社式が終わり解散と思いきや、お局様らしき、女子社員が、こっちへ歩いてくる。キター\(^o^)/
年上の女子、嫌いじゃないです。期待に胸がドキドキ。


パチン!いきなり平手打ちで、
「目が覚めましたか?これからは、社会人として自覚をもち………」と説教が続いたのでした。



そんな苦い入社式。まったくの出会いなんてありませんでした。