カレとの終わり、そして始まり/歓喜!
”そうだよ…。アレの件聞かないで、何はしゃいでんだろ、私…”
「でもさ、野上君…、昨日言ってた新しく好きになりかけてる人…。その人はどんなふうに私、捉えればいいのかな」
さすがに昨夜の衝撃発言を思い出すと、マユリの晴れ上がった空は急にどんよりと曇ってしまった
「お前、結構鈍感か?」
「えっ?」
「それ、久保田マユリって名の同級生だよ」
「!!!!」
”うそでしょ??”
まずは心で叫んでから、声に出してみた
「うそでしょ?」
「ホント」
「野上君!私、飛び跳ねたいくらいうれしいー!!」
「なら撥ねてみ、ここで」
「はい!」
”ぴょん!”
「おお、かわいいウサギだ、ハハハ…」
北西階段4階の踊り場…
放課後の午後3時過ぎ、愛しいカレの略奪祈願を成就させた愛らしいウサギは軽やかに何度も撥ねていた
”そうだよ…。アレの件聞かないで、何はしゃいでんだろ、私…”
「でもさ、野上君…、昨日言ってた新しく好きになりかけてる人…。その人はどんなふうに私、捉えればいいのかな」
さすがに昨夜の衝撃発言を思い出すと、マユリの晴れ上がった空は急にどんよりと曇ってしまった
「お前、結構鈍感か?」
「えっ?」
「それ、久保田マユリって名の同級生だよ」
「!!!!」
”うそでしょ??”
まずは心で叫んでから、声に出してみた
「うそでしょ?」
「ホント」
「野上君!私、飛び跳ねたいくらいうれしいー!!」
「なら撥ねてみ、ここで」
「はい!」
”ぴょん!”
「おお、かわいいウサギだ、ハハハ…」
北西階段4階の踊り場…
放課後の午後3時過ぎ、愛しいカレの略奪祈願を成就させた愛らしいウサギは軽やかに何度も撥ねていた