少女の修羅場/露見
”お前たち二人”…
ヒサシがこの言葉を口にすると、右隣のねねと正面のシゲトの二人は一瞬目を合わせた
それを、”ジェット”ヒサシは見逃さなかった
「何よ!アンタらしくない。言いたいことははっきり言えばいいじゃないの!」
ねねは、ヒステリックな口調で、ヒサシに開き直って喰ってかかる
「デキてんだろが、シゲトと。言っとくが、別にどうのこうのはねーよ。拘束するつもりはさらさらないんだからな。ただ、久保田のいる前で、コイツにも知ってもらって、その上で、オレの方も以後、口出し無用でヨロシクってこった」
「はは…、ジェット。まあ、その件はちょっと外で話さねーか。まず、二人でさ」
「ああ」
ヒサシはマユリに軽く会釈すると、シゲトと共に室外に出て行ったた
ルーム内はまさにバツの悪さマックスで、もうマユリは険悪な空気で気絶しそうなくらい動揺していた
排除相手の南原ねねと、このシチュレーションのもと、きらびやかなカラオケルーム内に、何と二人きりで並んで座っているのだ…
”どうしたらいいんだろう…。何かしゃべった方がいいのかな”
マユリは下に俯いて固まっていた
右隣のねねに視線を向けることなど、怖くてとてもできなかったのだ
そして…、しばらくの沈黙を経て、ねねが口を開いた
”お前たち二人”…
ヒサシがこの言葉を口にすると、右隣のねねと正面のシゲトの二人は一瞬目を合わせた
それを、”ジェット”ヒサシは見逃さなかった
「何よ!アンタらしくない。言いたいことははっきり言えばいいじゃないの!」
ねねは、ヒステリックな口調で、ヒサシに開き直って喰ってかかる
「デキてんだろが、シゲトと。言っとくが、別にどうのこうのはねーよ。拘束するつもりはさらさらないんだからな。ただ、久保田のいる前で、コイツにも知ってもらって、その上で、オレの方も以後、口出し無用でヨロシクってこった」
「はは…、ジェット。まあ、その件はちょっと外で話さねーか。まず、二人でさ」
「ああ」
ヒサシはマユリに軽く会釈すると、シゲトと共に室外に出て行ったた
ルーム内はまさにバツの悪さマックスで、もうマユリは険悪な空気で気絶しそうなくらい動揺していた
排除相手の南原ねねと、このシチュレーションのもと、きらびやかなカラオケルーム内に、何と二人きりで並んで座っているのだ…
”どうしたらいいんだろう…。何かしゃべった方がいいのかな”
マユリは下に俯いて固まっていた
右隣のねねに視線を向けることなど、怖くてとてもできなかったのだ
そして…、しばらくの沈黙を経て、ねねが口を開いた



