略奪女子ネット村

キッカケ/パンツが見えた




「キャハハハ…!濃厚な白じゃん。ダサ…」


「ホントだ。ハハハ…」


ヒサシの隣にベッタリくっついていた、南原ねねのデカい声に反応して、周りは皆、嘲笑をあげていた


彼の足元から5円玉を拾ったマユリは慌てて姿勢を直し、ジャージを腰の上にずり上げたが時は遅し…


ヒサシの連れ5人がみんな、マユリをニヤニヤ見ていた


内、女子二人の顔には、”いい気味だわ”とハッキリと書いてあった








その顔に書かれた言葉を見ていたら、マユリは恥ずかしさに悔しさが重なり、思わず涙が出そうになった


そんなマユリを両端から見物する同級生たち…


でも…、”ジェット”ヒサシの顔だけは笑っていなかった


かろうじて…


そのジェットがマユリの顔を見ながら口を開いた…








「たかがパンツだろ。フン!こんなもん…、ほれ!」


そう言うと、ヒサシはズボンのベルトを手際よく外した


次の瞬間、彼のズボンは勢いよく足元に下がり、パンツが丸出しとなった


「ちょっと、やだー!ジェット、何やってんのよ…(笑)」


「あはは、何よ…。あんなハデなトランクス履いてるの、ジェットって(笑)」


ねねとミハルは体を寄せ合って、大笑いだ


「パンツくらいでメソメソしやがって。バカか!」


ヒサシはズボンを上げベルトを締めながら、ぶっきらぼうにそう言うと、パンをかじりながら仲間と共に去って行った


”野上くん…”